おもちゃを買わない子育ては可能?おもちゃなし生活に疑問をもった筆者が考察

  • どんなおもちゃを買えばいいのか分からない
  • おもちゃが散乱した部屋を見るたび発狂しそうになる
  • おもちゃの管理・処分が面倒くさい
  • わざわざ買わなくても自作すれば良い

子どもの成長に必要なおもちゃですが、上記のような悩みはありませんか?

ほとんどの親が考える『おもちゃを買わない子育て』をすれば上記のような悩みを抱えずにすみます。

とはいえ、おもちゃを1つも買わず子育てしていくにはデメリットもあり、一概に良いとは言えません。

この記事では『おもちゃを買わない子育て』のメリット・デメリットのほか、実際に『おもちゃを買わない子育て』をした場合のシュミレーションなどを紹介しているので参考にしてみてください。

目次

おもちゃを買わない子育てのメリット

おもちゃを買わずに子育てするメリット・デメリットを考えてみました。

収納スペースを増やさずにすむ

大小様々なおもちゃを収納するとなると、収納スペース自体も増えますよね。

ブロックやつみき、おままごとなど種類別に分けるとあっという間。

おもちゃを買わなければ収納スペースは必要ありません。

インテリアがとっちらからない

くすみカラーのおもちゃが増えてきてはいるものの、おもちゃは基本的に原色が使われていることが多いですよね。

「キャラものはとくにゴチャ付きやすい!」

せっかく頑張ってインテリアを統一しているのに、子どものおもちゃがあるだけで色がゴチャゴチャ、雑然とします。

おもちゃがなければインテリアも統一しやすくなります。

お金がかからない

当然ですが、おもちゃを買わなければお金はかかりません。誕生日やクリスマスプレゼントなどの固定費も計上しなくて良いので年間1万円程度は節約できます。

捨てる手間がかからない

おもちゃは意外と捨てるのが面倒くさいです。

ゴミ箱にそのまま捨てられず、不燃ごみや粗大ごみで出さなければならないものも多数あります。

子どもの発達に好影響

おもちゃを買わないことで、家にあるものをおもちゃとして使うため発想力や想像力などが鍛えられます。

また、工作をすれば手の器用さなどにも良い影響を与えます。

おもちゃを買わない子育てのデメリット

物欲が止められない大人になる

子どもの頃に欲しいおもちゃを買ってもらえなかった子は大人になって経済力を手にした結果、子どもの頃に抑えていた物欲が止められなくなる可能性があります。

必要以上に欲しいものを買ってしまったりと、本人も止められないほどお金を使ってしまうことも。

我慢させ続けた結果、将来の子どもが困ることになるのは避けたいですよね。

親子関係に悪影響が出る可能性がある

おもちゃをねだっても買ってもらえなかったり、断わられ続けることで親への信頼がなくなり、愛されていると感じなくなる可能性があります。おもちゃを買う=愛情ではありませんが、頭ごなしに否定したり、欲しがっても買わないなど子どもの気持ちを尊重しない行動を続けると子どもの自己肯定感が下がります。

子どもに良い影響を与えるはずの『おもちゃを買わない子育て』が悪影響を及ぼしてしまったら本末転倒ですよね。

おもちゃを手作りする必要がある

遊びたいときはおもちゃを手作りする必要があります。工作などが好きな方は苦ではないのでしょうが、「やりたい!」と暴走する子どもを制しつつ安全を確保しながらの工作は非常に骨が折れる作業です。

子どもの楽しみが減る

イベントなどでおもちゃを買う機会がないため、子どもの楽しみが減ります。

どの子どもにとっても誕生日やクリスマスは特別な日。小さい頃からプレゼントを与えてなかったとしても、4~5歳頃にはお友だちとの話の中でプレゼントの話も出るでしょう。

「なぜ自分はもらえないのか」という疑問とともにイベント事が嫌いになる可能性もあります。

おもちゃを買わない子育て実践編

家におもちゃがないことを想定し、我が家だったら『おもちゃなし生活でどうなるか』を紹介します。前提として幼稚園に通う5歳、4歳と自宅保育の0歳がいます。

考えつく遊び方は以下の4つ。

  • 一緒に工作
  • 外で遊ぶ
  • 支援センターに行く
  • 図書館に行く

結論から言うと、親の気力・体力次第ではないでしょうか。

家におもちゃがない=遊び方に工夫が必要なので、親が付き添う時間が多くなります。

子どもが2人、3人といれば子ども同士で勝手に遊んでくれる時間もあるでしょうが、それでも子どもの安全面を含め、親が面倒を見なければいけません。

筆者は「いくらでも子どもと遊べる!」タイプではないので、非常に大変でした。

一緒に工作

お絵かき、ぬり絵は収納場所も取らないし、捨てやすいので◯。

工作は子どもたちは工夫してオリジナルおもちゃを創り出すため、おもちゃを買わずに遊べていると実感しました。

夢中になって取り組み、かなり時間潰しになるため『おもちゃを買わない子育て』を目指している方は工作がおすすめです。

外で遊ぶ

走り回る2人+抱っこひも1人を連れての外遊び(公園)は筆者は無理でした。

公園での2人の様子。

  • それぞれ違う方向に行く
  • 滑り台で落ちかける
  • 砂場で他所様の道具を勝手に使う
  • 目の届かないところに走っていく
  • 高さのある遊具に登りたがる

上記の行動を2人が行うため、正直一人では面倒を見きれませんでした。

まだ遊びたい子どもを制して無理やり帰ったこたも。とにかく公園は疲れるだけでした。

幸い、わが家には庭があるので、外遊びは庭でボールやかけっこをして遊んでもらいました。

子どもが1人なら公園もありなのではないでしょうか。

支援センターに行く

支援センターは何回か利用。

おもちゃの数が多く、定期的に入れ替わるため、子どもたちも常に新鮮さを感じながら遊んでいたのが印象的でした。

ただ、子どもたちにとっては良い環境だった支援センターですが、1つ問題が。

それは、支援センターに行くと家事が全く手付かずになること。

9:00〜12:00で支援センターを利用すると、午前中に終わらせたい家事が全て午後に回り、しわ寄せがきます。

本当は10:30くらいで切り上げたいのですが、子どもの帰らない!まだ遊ぶ!が始まると15分、30分と延び、結局帰れたとしても11:00すぎ。

するともう昼食の準備が必要になり、子どもに食事を取らせて…とやっていると気が付いたら午後に。

さすがに毎日は無理だと感じ、支援センターはごくたまに行く程度にとどまりました。

図書館に行く

図書館はわが子たちには完全に不向きでした。

館内では大人しくできず、本棚でかくれんぼ・鬼ごっこ。

絵本は自分で読みたがるため、破れそうになったり、折れ曲がったり。

借り物だから丁寧に扱おうね、と話しても3秒後には元通り。

とてもじゃないけど借りられないと思い、図書館は一度行ったっきりです。

おもちゃに頼りきるつもりはありませんが、子どもがおもちゃに集中してくれていると、親は少し休む時間を取れるのでおもちゃはわが家では無くてはならないアイテムだと実感しました。

おもちゃを買わない子育ての良いところだけ取り入れたいならサブスクがおすすめ

おもちゃを買わない子育ては以下の人に向いています。

  • 四六時中子どもと向き合って遊べる人
  • おもちゃの管理・処分が面倒な人
  • 子どもの創造力を高めたい人

わざわざおもちゃを買わなくても、子どもは何でも工夫して遊んでくれます。

工作が好きなパパママや、子どもの創造力をたかめたいなら、おもちゃを買わない育児はメリットも多いためおすすめです。

また、完全におもちゃを買わない子育てをするつもりはないけれど、管理や処分が面倒でおもちゃを買い足すことにも抵抗がある方には、おもちゃのサブスクが向いています。

数カ月おきに子ども一人一人に合ったおもちゃが届き、借りている間の管理は必要なものの最終的には返却するため分別に悩みながら処分することはありません。

おもちゃを買わない子育ての良いところだけ取り入れたいなら、おもちゃのサブスクを検討してみてはいかがでしょうか。

ひえひえコーラ
おもちゃの増加を阻止したい人向けに記事を書いてます。子どもにとって大切なおもちゃですが、増えすぎると管理・処分に苦労することも。筆者もおもちゃのサブスクを活用し、ゴチャゴチャから解放されました。
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